くまのからあげ

彼氏にはバレています

エンジニア彼氏に愛想を尽かされた普通のOLでもSlackbotが作れた話

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年度末の闇に飲まれていました。からあげです。

忙しくてブログの更新は相変わらずのペースなのですが、ブクマの通知やアクセス解析は時々見ています!
そんなわけで全5記事しかないのでなんとも言えないのですが、年始に書いたSlackカスタマイズ記事が依然1番人気のようで、Slackに関心ある人多いんだなぁと改めて思った次第です。

あのときのbotは今

さて、あの時開発されたbotのkara-age-botくんは現在どんな調子かというと

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livedoorの天気を引っ張ってくることにより、気温が華氏で表示されてしまう問題を華麗に解決しました。
ただ晩ごはんどうする問題以降特に目に見えた機能追加は行われず
(というと、彼氏は「置いてるサーバーの場所は変わった」とぶつぶつ言ってくるのですが)

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「かわいい」などの特定の文字列に反応するように仕込まれているため、
チャットしてたら突然現れて自意識過剰発言を行い、一方的に会話を中断してくる、ただのお邪魔なやつになりつつあります。
毎日接しているとありがたみが失せていくのは、webサービスもお母さんも同棲中の彼氏もbotも一緒なわけで、なんだか見ていてかわいそうになってきました。

彼氏「文句を言うなら自分で作ればいいじゃん」



というわけで、「kara-age-botに何か機能増やしてよ^^」と例のエンジニア彼氏・通称ささみくんにおねだりしてみたのですが(彼女だしね)
「俺は別にこれで満足してるんだけど」
「漠然とした文句言う前に自分で作ればいいじゃん」
とすごく怖いこと言われました。
最近、私よりAWSで借りたサーバーの面倒を見るのに夢中だからもうSlackbotには飽きたんだと思います。交際関係継続の危機です。大変だ!

多分これは何らか作らないと機嫌を直してくれない気がしたので、
「Slack Bot 簡単」とかでgoogle先生に泣きつきまくりました。

Botkitならなんとかなる気がした

そうしてるうちに見つかったのがこちら。
こちらの記事にかじりつきながら、エンジニアでもなんでもない私が実際にやってみた感触を書きます。

ざっくり言ってしまうと、BotkitでBotを作るためにやることは4つです。

①黒い画面(ターミナル)に $ git clone git@github.com:howdyai/botkit.git をコピペ
https://my.slack.com/services/new/botbot名・アイコンを設定
③botkitフォルダに入っている bot.js をいじって機能追加
④黒い画面(ターミナル)にbotトークンを入れて↑の記事に書いてあるものをコピペ

言うまでもなくキモは③で、
そもそも何のbotを作るかが決まってないと(HTMLとCSSはちょっと書けるけど)ほぼJavascript触ったことがない超初心者の私何か開発できるわけがありません。
参った〜となりましたが、とりあえずbot.jsを開けてみました。

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!!思ったより丁寧な解説がある!!
"hello"と言えば"hi"と返すサンプルが書いてあったりもしたので、
これは頑張ればいけるような気がしました。

Wikibotの誕生

ぱっと見、自分で作れそうな機能ギリギリのラインを攻めた結果、生まれたのが
「任意の日本語をリプライするとその単語のwikipediaの記事へのリンクを生成してくれる」botです。f:id:kuma-no-kara-age:20160404010431p:plain
↑開発の都合により一部モザイクがかかっています

 出来上がった時は相当感動したのですが、
・(素人実装なので)色々欠陥があった
・そもそもMacのSpotlight検索でwikiの記事はすぐ見れる
ことに気付いて、がっかりしました。

でも一応、とささみくん(彼氏)に見せたところ、
ささみ「開発しようとしただけえらい」
私「やったー」
ささみ「まー、実装できるかどうかより、自分しか必要ない機能を考えないと独自性は出ないよね」
私「うーん、説得力がある」
ささみ「実際今どんな機能ほしいわけ」
私「えっとね、会社でコーディングに熱中してるときに私が『何時に帰るの?』ってSlackしても返事してくれなくて結構不安になるから、リプライが帰ってくるまで鬼のように連投するbotほしいな
ささみ「なるほどね」
私「うん」
ささみ「俺が悪いわけね
私「うん」

そのbotは結局ささみくんが作りました。

Onidenbotの誕生

その名の通り、返事をくれない彼氏に鬼のように電話する怖い彼女みたいなbotです。

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【使い方】
①Onidenbotに、ささみくんに言って欲しいことをリプライする
②Onidenbotが預かったメッセージを@sasamiに伝言
その後1分→55秒→50秒…と間隔をせばめながら伝言を送り続ける
④返事があると"ok."と言って止まる

放っておくとあっというまに同じリプライが10個並ぶのでかなり威圧感があります。
実用的なことこの上ないので、明日からガンガン役立てようと思った次第です。
それでは。